シンクロニシティとは?

科学、数学が、解明していくのでしょうか?

『SYNC なぜ自然はシンクロしたがるのか』スティーヴン・ストロガッツ著 京都大学名誉教授 蔵本由紀監修 
に、ホタルの木の話が書いてあります。


一本の木に無数のホタルがとまり、いっせいにシンクロして明滅する。
問題は、どうやって、指揮者もいないのに周期的な活動がシンクロするのか?
ホタルだけでなく、心臓の細胞から天体の運動まで、生物無生物を問わず、広く見られるのだ・・・
このような複雑怪奇な現象を扱うにあたって、数学が有力な武器となる。
非線形微分方程式の力をかりると、ホタルの謎を解く光明が見えてくるという。

ホタルは、最初は個々ばらばらに明滅しているだけである。
互いにコミュニケーションし合いながら、明滅周期を変えているうちに、
突然、すべての明滅周期がシンクロするということが、実際に起こってしまう。

そのような現象を数学的に予測したのが、この本の監修者である蔵本由紀・京大の名誉教授であり、
それを実証したのが著者のストロガッツだった。・・・・朝日新聞の書評より

紹介したストロガッツは、「シンクロ」という言葉をキーワードに、
脳波、体内時計、神経系、レーザー、超伝導、月の公転、小惑星など、多様な自然現象に見られる不思議な秩序の謎を、
多彩な比喩を駆使することにより紹介していきます。


数学的な秩序と天体の動きから、17種類のカレンダーをつくり、そのカレンダーを使って、
シンクロニック・オーダーの中で生きてきたのがマヤの人たちで、マヤの叡智の中心にシンクロニシティがあります。

自然に同期し、月を愛で、太陽に拍手を打っていた日本人。
自然との共生から、虫の音を言語として把握し、虫の知らせを信じ、以心伝心、阿吽の呼吸を尊重した日本人の魂。

コズミック・ダイアリー・セミナーは、日本人の柳瀬が行う以上、マヤの叡智と日本文化の統合が行われます。
それは、人が宇宙から感じるものには、共通のものがあり、月がひとつであるのと同じように、宇宙の摂理は同じだからです。



シンクロが起きるのは、時間は、シンクロニック・オーダーだから
虫の知らせが起きるのは、時間は、テレパティック・オーダーだから

物理学というのは、基本的に空間認識から、しかものを見ません。ソ連の科学者が、
この本の表紙のパカル・ヴォタン王の姿を何かを操縦しているように見えることから、宇宙飛行士だと解釈しました。
これは、宇宙飛行士ではなく、時間の旅人、あるい「時間航行者」であるパカル・ヴォタンなのです。

「時間は、オーガニック・オーダー」という認識から,自然を感じ始め、
28日13ヶ月の正確な自然時間のカレンダーを使い始めると、自然のリズムと同調し始めます。
そして、その周期としての正確な三次元の周期としての時間を感じ始めると、
時間は、本来四次元以上のものなので、自動的に、四次元以上の時間にアクセスし始めます。
その証として、信じられないほど、多くのシンクロ体験が始まります。
さらに、コズミック・ダイアリーの13日、20日の周期の260日のツオルキンを同時に、感じ始めることによって、
四次元の指標である、ツオルキンによって、四次元の時間に引っ張られることになります。
死ぬほど多くのシンクロが起こることによって、それが、時間の顕われ、時間の法則の顕われとして、
シンクロが起こることが実感になってきます。

ホゼの最近の文章から、引用します。

「マヤの人達がシンクロニシティというものが、
どういうことであるかということを彼らの時代の科学でどのように証明したかといいますと、
いくつかの科学的な裏付けを時間のはかり方というものを通して解釈したということが言えます。
そして彼らは、時間というものが実際の所、
シンクロニシティというものを分断することによって起きてくるフラクタルというか、
断片というものが時間であるという概念に至ったのです。
そして私達が今日、時間と呼んでいるものが実際のところ時計という平面の上において、
角度を測ったその測った結果というものを見ていることによる錯覚に過ぎないのです。

ですから、心の扉を開け、その概念から離れて、新たな可能性に私達の目を開くことによって、
私達はシンクロニシティというものを本当に体得することができるようになるのです。」

つまり、
空間の認識でわかったように思っているのは本当の宇宙の姿を捉えていたのではなく、
宇宙の摂理が時間になったと考えてください。

その高次元の時間を、どんどん、狭めて、三次元の世界に閉じ込め、
さらに、その三次元の世界さえ、ゆがめる時間の概念を、今、使っている・・・・・


つまり、空間の認識で分かったように思っているのは、
本当の宇宙の姿を捉えたのではなく、
今、ここから、宇宙の摂理が「時間」になったと考えてみて下さい。

その高次元の時間を、どんどん、狭めて、三次元の世界に閉じ込め、
さらに、その3次元の世界さえ、ゆがめている時間の概念を、今使っている・・・・
空間は3次元です。
空間認識ではどうしても到達できない、真のリアリティに、
時間を通して、到達できるということを、わからせてくれる世界観、
それが、マヤの世界観です。


時間は、もともと四次元なのに、それを拒否する意識が、蔓延しています。 
時計、今のカレンダー、間違った近代科学精神、そういうものからの解放と、新しい進化が必要なのです。

コズミック・ダイアリーを時間船にたとえて、
新しい時間への旅立ちとして、コズミック・ダイアリー・セミナーを位置づけている理由です。

再び、ホゼ・アグエイアスの言葉に戻ります。

「子供たちに時間について教えようとするときは、
私たちは子供たちに時計の読み方を教えます。子供が時計の読み方を覚えると、
それでもう時間についての学習は終わりになります。なぜこういう状況なのでしょうか?
なぜ私たちはこれまで「時間の法則」というものを知らなかったのでしょうか?

私たちは3つのことを知っています。
時は時計である。時はカレンダーである。時はお金である。この3つです。
私たちは現代人として非常に複雑な知性を持っているように思っていますが、
時間についてはほとんど何も知らないわけです。
それを、2つばかりの装置・道具というものに教義化して、
それをひとつの教義としているわけです。
それが時計とカレンダーです。
そのように時計とカレンダーに教義を集約してしまったために、
それ以外に、時間とは何なのかと言う可能性については考えないようになっています。
私たちは、もっと時間が欲しいというそういう所での戦いをしている面があります。

宇宙に存在する全てが、この法則に従っています。
たとえば、朝起きてまだ暗いとして、夜明けになるころ、星が輝き、太陽が出てくると、
鳥たちのコーラスが聞こえます。
そのとき鳥たちが鳴くのは、「時間の法則」に従って生きているからです。
いつ鳴いたり歌ったりしたらいいのかを、鳥は知っているわけです。
太陽が沈むと、鳥も静かになります。
夏の夜になるとある種類の昆虫は鳴きはじめ、別の昆虫は鳴き止むという
そういう現象が見られます。
このように、万物全てがこの法則に従っています。
この法則は、それまで無意識だったものを意識化します。
 この「時間の法則」を発見する前までは、鳥や昆虫あるいは、
動植物などがある特定のリズムを持っているということを、
私たちは本能的に漠然と知っていたわけです。
しかし、その様々な生き物たちが「時間の法則」にしたがっているということに関しては、無意識でした。
でも、いま私たちは「時間の法則」が存在することを知っています。
本当の時間は何かということを考えるまでは、時計が時間を表していると思っていたわけです。
時間というのは時計ではありませんから、そう考えるのは馬鹿げたことです。時計は機械にしか過ぎないものです。

時計は、本来全く時間とは関係のない物です。
私たちが使っているカレンダーには2つのカレンダーがあるわけですが、
ひとつは伝統的な太陰暦というもの、
もうひとつは一般的に世界中で使われて、また世界を支配しているグレゴリオ暦というもの。
太陰暦は月の暦ですから、月の満欠けにそった形でできています。それはいいわけです。
でもグレゴリオ暦はいったい何を計っているのでしょうか? 
 太陰暦の場合は、新月から次の新月までという時間を計っています。
でも31日ある現在の暦は何を計っているのでしょうか? 

31、28、31、30、31、30日....というリズム・パターンというのはいったい何なんでしょうか?
自然の中でそういったパターンに従っているものは何ひとつありません。
それは単なる、不規則で人工的なパターンにしか過ぎないのです。
もし私たちが自然と全く無関係なパターンに従い続けているとしたら、
また、文明化された社会というものが、完全にそれに乗って動いているとしたら、
それに従っている私たち自身が自然と切り離されてしまうのは当然のことと言えるかもしれません。
そんなカレンダーに従っている社会が、自然を破壊しているとしても不思議はありません。

 私たちが発見したことのひとつは、時間というのは実際には数学的な比率だということなんです。
それは「13:20」という比率で、ひとつの定数です。
それはちょうど、光の速度が一定、というのと同じ意味での定数です。

自然界にあるあらゆるものは、一種のエネルギーだと考えることができます。
私たち自身もエネルギーです。遺伝子コードによって構成された
生物学的あるいは生物化学的エネルギーの一種と考えることができます。
また、海や山などもある種のエネルギーの形だと考えることもできます。
つまり、生きているもの全てがエネルギーです。
従って、宇宙にある全ての現象(森羅万象)が、
この定数の現れであると考えることができます。
このエネルギーの質とか形に応じて、
この定数がある特定のリズムや周期を産み出します。

 しかしここでただひとつだけ例外があります。それが人間です。
人間は、自然時間を拒否した唯一の生物種なのです。
唯一人間だけが人工的な時間の中に生き、それに基づいた生活を営んでいます。
これは常にそうであったというわけではありません。
しかし、少なくとも過去400年の間、地球上に住むほとんどの人々が、自然時間ではなく人工的な時間を選んで、
それに則って生きてきました。

 面白いことに、鳥はカレンダーを持っていません。樹木は年輪を作ります。
最近知ったことなのですが、イルカに関することなんですが、彼らは自分たちの歯を使って時を計り、管理しているということです。
イルカというのは、歯が成長して28日ごとにある印が歯に刻まれるそうです。
その印が1年に13回刻まれ、28日ごとにある印が刻まれて、13回その印が刻まれるとそれが大きな
ものに変化する。

 生物種によっては、時間を管理し計るという機能が体の中の内部にあるということです。
人間はカレンダーを使うわけです。ですから、カレンダーが「時間の法則」を理解する上での最初の入口になります。」



参考までに、2001年版コズミック・ダイアリーから
=======================
『モモ』
何かのきっかけで「宇宙の時間」を知った芸術家もいます。
ミヒャエル・エンデ(1929~1995年)の「モモ」から、
星の時間を感じとってみませんか?




「これは星の時間をあらわす時計だ。」と、マイスター・ホラは言いました。
「めったにあらわれないような星の時間を、確実におしえてくれる時計なんだが、
 ちょうどいまそういう一時間がはじまったところなのだよ。」
「星の時間て、なんなの?」とモモはききました。

「いいか、宇宙には、あるとくべつな瞬間というものがときどきあるのだ。」
 と、マイスター・ホラは説明しました。

「それはね、あらゆる物体も生物も、はるか天空のかなたの星々にいたるまで、
 まったく一回きりしか起こりえないようなやり方で、たがいに働き合うような瞬間

 ことだ。そういうときには、あとにもさきにもありえないような事態が起こること
にな
 るんだよ。だがざんねんながら、人間はたいていその瞬間を利用することを知らな
い。
 だから星の時間は気がつかれないままに過ぎさってしまうことが多いのだ。」

       『モモ』ミヒャエル・エンデ著  大島かおり訳 岩波書店刊より


一人一人が、子供たちが、星の時間を感じ取れるようになれたら……
コズミック・ダイアリーが、気づかれないまま過ぎさっていた星の時間に気づく、
そのきっかけになればと願います。