「コズミック・ダイアリー」の13の月の暦とは?

「13の月の暦」は、
ひと月が28日の13ヶ月・プラス1日(364+1=365日)で構成される、
自然の周期に基づいた暦です。

現行のグレゴリオ暦(西暦)に代わるものとして、
ホゼ・アグエイアス博士が、40年以上にわたるマヤ暦の研究を踏まえて作成しました。
この暦は世界中で「13の月の暦に替える平和の運動」を中心に
大きな広がりを見せているだけでなく、
環境保護運動や市民運動に参加する人々がその意味に共感し使い始めるなど、
今、大きな時代のうねりとなっている暦です。
少なく見積もって1998年現在(原稿執筆時)、
全世界で数十万人がこの新しいカレンダーを使用していると思われます。

では、なぜ、「グレゴリオ暦」ではなく、この「13の月の暦」を使うのでしょう?

それは、「グレゴリオ暦」が、1ヶ月が30日だったり31日だったりと、
不規則なリズムを刻んでいるからです。
その不規則なリズムには、宇宙や生体の周期に準じた根拠はありません。
にもかかわらず、私たちの生活は「暦」に沿って組み立てられ、
知らず知らずに不規則なリズムの影響を受けています。

また、「グレゴリオ暦」の12ヶ月は、空間を12分割することを起源とする
バビロニアの幾何学から生まれたものです。
時間の領域を空間的な概念で置き換えること。
そのことが、”時は金なり”という
「時間」を「金銭的価値」に置き換える近代社会の発想を生み出し、
現在の物質社会を形作ってきたのかもしれません。


「時間」を「空間」で置き換えることができるのでしょうか?
「時は金なり」なのでしょうか?

そして、日本人がなぜこの暦を盲目的に使うことになったのでしょうか?
そこには、歴史に埋もれた様々な事実が見え隠れしています。

「13の月の暦」は、地球と月と太陽の動きに基づいた規則正しいリズムをもつ暦です。
地球が太陽のまわりを1回転し、1年が経過するあいだに、
月は地球のまわりを13回まわっています。
コズミック・ダイアリーを使うことによって、
宇宙の動きと調和した自然なリズムを生活の中で取り戻し始めるのです。
私たち一人一人が本当の「時間」というものを再び取り戻すこと。
そして、人間の論理で環境と対立するのではなく、
時間というリズムを共有している他の生命と、調和して生きるという
生命としての本来の生き方を、「13の月の暦」は促してくれるのです。