自然のリズムを取り戻す。
コズミック・ダイアリー2001より

もし、「木」と同じリズムで生きることができていたら、
木の「こころ」が、少しはわかるようになると思いませんか?
木の「こころ」が少しわかれば、木の痛みを少し感じることができれば、
木を切ること、森をつぶすことなど、そう簡単にはできなくなるはずです。

農業をして、作物を育てていた人は、
草や虫から、様々なことを知り、学び、
叡智を身につけ、長老になっていった。

「虫の知らせ」という言葉が生まれるためには、
人は、虫から、様々な情報を得ることが、普通にできていた。
それだけ、虫を見、虫の変化を知り、虫のこころを感じていた。

そんなことを思うと、
マニュアル通りの近代農業をすることによって、
人は、虫から情報を取れなくなった。「虫の知らせ」を感じなくなった。

この失ったものの大きさに震えます。
つまり、、、この地球で生きるための自然のリズムを人は失い、
自然の叡智まで失ったのだと言っていいのかもしれない。
そして、そのことが、環境破壊を生んだと。

「月」を感じている人間が、
木や、森や、大地を感じている人間が、
お金のために森をつぶしたりできるでしょうか?

コズミック・ダイアリーの目的は、人間が本来もっている「感じる力」を、
そして、「思い」を実現する力を、自然の能力として取り戻すことです。
宇宙のリズムに即して生きていくことによって、
そのリズムが身につくことによって、
たとえば植物の語りかけることがわかってくる。
木の「こころ」がわかってくる。
「コズミック・ダイアリー」は、一人でも、二人でも、
そういう人が増えることを願い、つくられました。